触画く2009/07/18

みんな!ユニクロがセールよ!!!
もう10年程前の話になりますが、毎週演奏しに通っていたとあるバーでマスターと話していた時の話。「絵を描いてたんだけどな、もっと良く理解したいと思って食べてみたんや!」と言われ「これは参ったなぁ・・・他にお客さんも居ないし・・・。」なんて思ったんですが、以前ブログで書いたペンフィールドのホムンクルスの話を知った時に「あぁ、あれは本能的に正しい行為だったのか。」と思ったものです。

手に続いて感覚が鋭い口。それを使う事は、確かに理解を深める上で重要な事なんだな、と。小さな子供が口に物を入れたがるのも、自然な行為なのかも知れませんね。

こんにちは。食感重視の歯ごたえ主義モジュール店主です。いつも福亭で食べるメニューに必ず入れる柚子砂肝。歯ごたえがたまりません。しかし、上海で食べた多分生の多分砂肝は食べれませんでしたが。あれは一体なんだったんだろう・・・。ローカルの小さなディスコであったアニマルナイトに並んで上海の思い出の上位に挙がる出来事です。

ちなみにアニマルナイトは、途中からお見合いパーティーみたいな時間がありました。当然浮きまくってる店主に声はかからない訳です。

さて、触覚が脳に強い刺激を与える事は以前にも書きましたが、随分前にテレビで見た記憶障害のある画家の話が興味深かったです。海馬に障害があるのかなんだか忘れてしまいましたが、触ったものの記憶が強く表れる作品を作っていた方で、全く触らなかった物の絵は上手く書けないんですね。例えばトンボを触って羽がザラザラしてるなと思うと羽が大きく細かいギザギザが描かれたトンボの絵になるんです。

ネットで画像を探したのですが手がかりが少なく見つけることも出来なかったです。

展示品に「触らないで下さい」なんて注意書きが書かれてますが、触りたいというのは自然な欲求なんでしょうね。そういえば相撲やプロレスでもお客さんがペタペタ力士やレスラーを触ってますね。

ネットでの情報やコミュニケーションが薄っぺらく感じるのも五感を通して訴えかける物が少ないのかなと思います。手紙だと相手が実際に触っていた物が手元に届く訳ですし、書体や折り目などあらゆるものが感性に響くんだろうなと。

手紙といえば、母が学生の頃文通してた、1度も会った事の無い相手と最近メル友になっているようです。電話でも話したみたいで、今度初めて会うとか言ってました。45年程色あせる事無く残った記憶を思えば、文通がどれ程脳に刺激的かわかるような気がします。

それでもネットやメールは凄く便利で、メーカーさんとのやり取りもメールが1番便利ですし、昔だったら出来ないような個人的視点のしょうもない話を配信できるのもネットのおかげ。逆に昔はかなり面倒臭い事をやってたんだろうなとさえ思います。

本当は便利な物で時間が短縮できれば、自由な時間が増えたり感性が錆びないように穏やかな時間が過ごせるはずなんですが、これ幸いとばかりに仕事量が増えてる現実にガッカリさせられますね。

ま、これもデフレの副作用みたいなもんですが。

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