3周年記念の贈り物2009/09/12

ジャンルの垣根を越えられない奴は音の本質を知らない。
明日13日で当店も3周年を迎えます。あと1日ありますが、バンドも含めボチボチやってこれた事に感謝しつつ、更に○周年と重ねていけるように頑張りたいなと思ってます。正直あっという間で驚いたりもしますが、思い出を振り返れば・・・時間の経過以上に満足できる日々だったなと幸せに思います。

今までありがとうございました。今後も飽きるまでよろしくお願いします。そして、飽きたらネタの提供をよろしくお願いします。

単なる通過点。まだまだいけそうな気がします。

あ、また明日告知しますが、リニューアルの為月曜日は臨時休業いたします。一応現場で待機してますが。


こんにちは。目覚ましは腹痛モジュール店主です。手洗いはしてますが、意味不明の腹痛に襲われました。「これはイカン!」と思い、ベトナムで買ってきたコーヒーを入れて一息ついたのですが、結局昼過ぎまで腹が痛かったです。アジアを旅行してもあまり腹を壊さないのに、なんだか敗北感を感じます。

さて、3周年記念に届いた素晴らしい贈り物。なんと、アンチポップ・コンソーティアムが再結成&新作を発表しました!店主の好きなヒップホップアーティストの中でも別格のAPC(略していいですか?)ですが、「一体どんなアルバムになったんだろう?」と緊張しながら再生してみるといきなりギターとドラムが激しく響き渡りました。

単なるミクスチャーになる訳はないので息をこらしながら次の音を心待ちにしていると、ロック臭い音が余韻を残しながら消えていったところでラップと独特のリズムがあぶり出しのように浮かんできました。

そこからは相変わらず耳を奪われるようなベース+ブレイクビーツにうっとり、代謝を感じられるシンセの音にニンマリで口を開けば絶賛の言葉しか出てきません。こんなに新作を歓迎の気持ちで聴いたのは初めてで、ちょうど来店した元・S本ジョンガに浴びせるがごとく「最高だろ?最高だろ?」と連発してました。

年をとると、時々大袈裟になるようです。

生音が増えたように思えますがTHE ROOTSみたいに人力ヒップホップに向かう感じでもなく、ミクスチャーな感じがする訳でもなく、そこには独特の世界が。ハウスチックなシンセも入ってたり(笑)

「普通のヒップホップじゃないか?」とか「ヒップホップはちょっと・・・。」なんて台詞を聞きたくないのでオススメはしませんが、店主的にはこのアーティストの存在が2000年辺りのヒップホップに感じた希望そのものでした。

類に漏れず大衆化とともに魅力を感じなくなった俗ケツ飛びとは全く別物の、音の隅々まで聴きたくなるような1stアルバムが発売されたあの時から数枚のアルバムを経て解散、また興味深いアルバムをリリースしてくれた事に感謝。なんか今メンバーはニューヨークの工場跡に住んでるらしいですね。気になるのはメンバーのうち1人だけそこに住んでない事!理由は知りませんが、店主もそれを選ぶだろうなぁ。

「殻と実の区別がつくようになる・・・。」

こういう作品に出会う度に映画の台詞を思い出します。
まぁ、老けた事の言いわけですね。