中央味食街2009/09/22

店の名前も、良いですね!
昨日はお店を閉めてから高速を走って金沢に行きました。メインに見える通りは店主が住んでいた頃よりも空き店舗が目立つ寂しい感じでしたが、小さな古いお店は相変わらず繁盛していたり、裏路地の様子は店主が住んでいた頃よりも活気があるようにも思えました。少ない経費で人を雇わず経営するには路地裏の小さなお店は都合が良いでしょうからね。

都会に行くと目にする路地裏の商店街。近代的な建物は田舎に行ってもありますが、こういった街・文化の歴史が見える場所が田舎には少ないです。女性1人で食っていけるという事実、生きる人の心の受け皿・・・。先行き不安な今、いろんな面で癒しを与えてくれる場所。そんな場所がちゃんとあるのが都会だと思いますね。

カウンターのお客さんを見てもわかる通り、大人の遊びです。


こんにちは。油断をすれば飲み過ぎ二日酔いのモジュール店主です。大味なモノにばかり魅力を感じていた若い頃よりも今の方が金沢に魅力を感じます。向かう場所や求める物が変わってしまいましたが、無い物ねだりで反発精神旺盛だった頃よりも面白いと思う場所が増えました。年をとるって良いもんです。

さて、存在は若い頃も知ってましたが、中央味食街に初めて行きました。同じ魅力を感じるお店は福井でも何軒か知ってますが、東京・金沢・福井・・・どこでも似たようなお店は客層も似てます。それを1人で仕切る店主というのは魅力のある人ばかり。昨日行ったお店も30年以上経営されているそうで、話題の豊富さも感じの良い振る舞い、加えての愛嬌も「さすが!」といった感じでした。

当店の3分の1位の広さですから、カウンターの端から端で普通に会話できるわけで、自然と話す機会が生まれます。まさに一期一会、人生の交差点。他のお客さんの会話を聞いて楽しんでいると突然こちらに話を振られたりで、とにかくあっという間に時間が過ぎていきます。

以前NHKの番組で見たフグの糠漬けがあったのが嬉しかったです。あとは加賀野菜も美味かった。ホワイトボードに名前だけ書かれたお品書き。数は少ないですが充分でした。

中央味食街は元々は屋台街だったらしくて、建物が妙に小さくて見た目も面白いです。縮尺はそのままなのか、建物全体を小さくしたような造り。全店共用(多分)の野外トイレがあるんですが、それだけ妙に大きく感じます。

しかし、店を出たら結構な時間!次はこの店にも入りたいな、なんて思ってしまう店を横目に帰路へつきましたが、お土産の寿司(?)をひもでぶら下げて歩きたい気分でした。

福井から1時間程で行けるのでオススメです。