スペック深読み2011/02/05

前方投影面積が少なく直線的なデザイン。
先日開店祝いのお花を買いに行った時サービスでいただいた鉢植えの花が咲きました。立春という時期的なものや春を感じさせる天気に加え開花した新しい鉢植え。メダカも元気に冬を越して一安心。昨年の冬に居た親メダカよりも冬の食欲は旺盛で、さすが育ち盛りなどと思いながら餌をやってます。

そこにタイミング良く届いた新作を初めのうちは嬉しく思っていたのですが、数社分まとめて届いて大慌て。在庫の入力、検品、陳列が一段落した時には外の空気がひんやりしてました。オーダーも数社分を済ませ、この時期は販売以外の仕事に追われる日々です。

こんにちは。豆よりは寿司が食べたいモジュール店主です。相変わらず素人ながらに歴史と経済等を平行して調べたりしているのですが、大衆車もこの視点で調べるとなかなか面白いです。当然ながら当時の経済状況や大衆の需要が盛り込まれた製品なので国によって目指す方向に違いが生まれます。法律や税制も違いますしね。例えば、ドイツでアウトバーン整備やワーゲンのビートルが生まれた時の日本は日中戦争辺りですからね。庶民が高速道路をドライブしてる状況ではないという。

ただし、この時期フォードが日本に進出してガソリンスタンドや「販売網」という概念を持ち込んでいます。後にフォードの工場で作られた爆撃機に空爆される日本ですが、戦争の前から経済的には侵略されていたという・・・。そんなアメリカでは当時フォードがアメ車のシンボル的なV8エンジンを導入してます。あの「俺たちに明日はない」のボニーとクライドが乗ってた車ですね。モデルチェンジ買え買え商法もこの頃アメリカで生まれています。

古い話から書いていると長くなるので省略しますが、最近調べていたのは日本の高度経済成長期に生まれた大衆車トヨタ・カローラの歴史でした。日本にも高速道路が出来てハイスペックを求める風潮があったようで、カローラにもハイオク仕様のエンジンが当たり前にあったりします。それでいて当時から燃費にもシビアだったのを見ると、やはり資源の無い国という現実が見えてきます。

零戦も資源と工業力が無いにも関わらず航続距離と運動性能の両立を求められ、結果パイロットに負担がかかって撃墜される事になりました。もしかすると無いものねだりが日本の国民性なのかも知れません。

最近の車の形が丸みを帯びているのも、軽量で衝突安全性の高いボディを求めるからだろうと思われます。膨らみがあった方が張り剛性は高まりますからね。便利な装備が増えれば車重は増えますが、低燃費も求められて小排気量のエンジンで走れなきゃダメという現代の要求が見えてきます。

燃費を求めて空気抵抗を減らせば車体は浮き上がりやすくなり、それを抑えるのに有効なのはスポイラー(バンパーの下のエアロだよ)ですが、好みもあるのでデザインで車高を下げる事になるでしょうね。F-1みたいに車の下を通る空気の処理で車体の浮き上がりを防いだりもしているのでしょう、多分・・・(愛車のリアバンパーを見てみる)。

ゴルフヴァリアントのフロントバンパーが雪のわだちに乗っかって動けなくなるのはこのためか・・・と納得せざるを得ない現実的な設計。小回り、高速安定性、低燃費・・・。雪道の走破性を求めるのはマイノリティ、ここは北陸。

以上全て素人の深読みにつき間違ってたらごめんなさい。

それにしても、設計思想に対してあまりにも意地悪な先日の大雪。コバンザメが進化しようがジンベイザメにとってはどうでもいいように、エコな設計なんて地球にとってはどうでも良いと言われているような気がしました。