JONGHA meets 台湾 初日2012/02/29

前日慌てて仕上げたJONGHAのCDを持って向かった台湾。楽器とパスポートと財布だけ何度か確認しながら、慌てて小松空港へ向かう車内では仕上がったばかりのCDをガンガンかけてました。おそらくこの音源を聴くのに世界で1番ピッタリな精神状態は今の自分だろうと思いながら、普段滅多に自分のバンドの音源を聴かないにも関わらず何度も繰り返し聴いていました。

普段海外に行く時に利用する空港より随分小さい小松空港ですが、その分手続きで楽な部分もあります。しかし、空港というのは各国の言葉のアナウンスや雑踏の音、高い天井特有の音の響きや、香水等の匂い等、普段の生活とは違った五感の刺激がまた魅力的。やっぱり大きい空港を選べば良かったかなと後悔もしましたが、飛行機に乗り込む時に香るコーヒーの匂いを嗅いだ瞬間海外ムードが高まりました。

そして機内で離陸を待つ間にアフターバーナーを焚いて離陸する戦闘機の音と思われる轟音が聞こえました。キョロキョロと周辺の窓をチェックしましたが何も見えず、ひょっとしたら周辺に居た台湾人の方々にも飛行機にびびってる人みたいに思われたかもしれません。

もちろん見れる事を期待していたので小松基地のサイトで訓練実施日はチェック済み。当日は夜間訓練の日だったのです。

飛行機は3時間30分程で無事台湾の空港に到着。入国の手続きを済ませ預けた荷物を受け取り市街へ向かうシャトルバス乗り場を探しました。しばらく場所がわからなかったのですが、ようやくカウンターを見つけてチケットを買い乗り場へ向かいました。続々とバスが来るので、その度にバスに乗ろうとすると乗車受付のナイスキャラのオッサンが「違う!違う!」と言ってくれます。訳が判らない感じにどんどん海外気分が高まる中、後該当するバスが来てそれに乗り込みました。

郊外の街の夜の風景は若干怪しくもあり、陸続きの国境付近特有の怪しさを思い出しながら外を見ていました。どんどん建物が増えて中心街に来た事を確信してしばらく経った頃台北駅に着きました。電車にでも乗ってホテルに向かおうと思っていたのですが、すでに駅は薄暗く誰も居ません。

そこに1人のオッサンが声をかけてきたのですが、海外で声をかけてくるタクシーの運転手は場合によってドラゴンクエストのスライムみたいなもので、最初の敵の時もあります。インドで出会った人は最初に声をかけてきた白タクに騙され身包みを剥がされましたから。

JONGHAメンバーとの待ち合わせにも随分遅れていたのでタクシーで良いやと思いつつ促されるままに後を追うと、オッサンはただの親切なオッサン。タクシーの運転手に行きたい場所を説明してくれています。タクシーも遠回りする事無くホテルまで連れて行ってくれて、ホテルのチェックインは日本語でOKのスムーズな展開。伝言通りに電話をすると聞きなれた友人の声が。

タクシーで台湾のバンドマンやJONGHAのメンバーが待つ夜市へ。すでに泥酔気味のメンバーが「台湾最高!」「夢の国だ!」等と言いながらだらしない顔になっていました。そして乾杯の後たらふく酒を飲み、台湾の皆さんと別れた後もハシゴ酒。翌日のいい加減な待ち合わせの約束をしてホテルに戻りました。

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