JONGHA meets 台湾 二日目2012/03/01

Liberated Rhythms
深夜まで飲んでいたにもかかわらず、日頃の早起きの習慣のせいで早めに目が覚めました。ゆっくり身支度をしてコーヒーを飲んで、それでも時間が余ったのでホテルの近所を散歩してました。公園でのんびりしている人の近くを通過して、ブランドのお店が並ぶ縁の無さそうな通りを抜け、台湾の人たちで賑わう食堂の前を通り、崩れたモルタルから覗くレンガの壁を眺め、ゆっくりゆっくり散歩しました。

それでも時間が余ったので、近所のマッサージ屋に行きました。それはもう素晴らしいマッサージでしたが、足ツボマッサージの指圧の強さが強すぎて「痛いです。」と言ったところ「ここはこめかみです。寝不足ですね?」と自信満々の笑顔で説明されて、そのままの強さで最後まで揉まれました。

マッサージの後2人と合流して、残る2人のメンバーと公園で待ち合わせしました。しかし、遠目に見たVo.のK氏はサングラスをかけて普段とは違ったオーラが出ています。さらにG.のT氏はどこで買ったのかサンダル履きでパンツの裾をロールアップし、リュックサックを背負っています。「これは仲間と思われたくないぞ」と思い黙って近づいて行ったのですが、大きな通りを挟んでK氏が「おぉ~い!」と叫び始めたので至近距離まで他人の振りをしました。

とりあえず全員が揃ったので、今回の台湾でお世話になったP氏が経営するパンクショップLiberated Rhythms へ向かいました。マンションの窓に付けられたアールデコ調の古びた鉄柵や、通り抜けたくなる雑多なアーケードや、庶民的な食堂など魅力的な街を眺めながら歩くとあっという間に到着しました。

P氏のお店では色々勉強になる事があって、これからのお店作りの参考にしたい要素が沢山ありました。メンバーそれぞれが買い物をして、その後P氏が近所を案内してくれるというので散歩していたのですが、近くにIKEAがあるという事でIKEAに向かい、そこでVo.のK氏とはぐれる事になりました。

ところで、台湾で出会った人達は英語が達者で思った以上に日本のマニアックなバンドや漫画を知っていたりで驚きましたが、学校で勉強している事を聞いても非常にしっかりして大人っぽく思えました。そして台湾の伝統的な文化を残す為の動きがあるという事等を聞いて、多かれ少なかれ世界中で回帰の動きがあるのかも知れないなと思いました。

さて、迷子で時間のロスはありましたが、その後は翌日練習で使うスタジオまで案内してもらい、そこでタトゥーアーティストのPeter氏と合流しました。タトゥースタジオへ向かう途中に大量のビールを買って頂き、談笑しながらそれを飲み干して、再び夜の街へ出ました。連れて行ってもらった食堂は地元の人達が列を作るほどの人気店。出てくる料理が全て美味いという素晴らしいお店でした。ここでまた翌日競演する事になっているLiberated Rhythms のP氏のバンドとも合流。どんどんビールが出てきます。

食事が終わり解散した後、メンバーの宿泊先に集合しました。すっかり酔っているはずですが、ベースのK氏は久しぶりのベースの感触を確かめるようにベースを弾いていました。他のメンバーも翌日のスタジオとライブの実感が沸いてきたのか、少し真面目な話にもなりました。


この時まだ近所に滅茶苦茶餃子の美味い店がある事は知りませんでした。