バックビートにのっかって2016/12/19

来年1月にRAMONJUのライブが決まっているにもかかわらず
昨日は久しぶりのバンド練習となりました。

最近個人の練習、というか、ちょっとした時間を利用して
頼りなくなった握力の維持やリズム感の確認的な訓練をしています。

演奏中のバンド全体の音をしっかりと音符として捉えて
その音符の裏も感じながら音に音を重ねていく意識を高めるためです。
ドラムの基礎の基礎、初心者が最初にやるような訓練ですが
バンドのレベルを上げるために、できているつもりの事を確かめる。
さすがにもう20年以上ドラムをやっているので
やってみればすぐにできたり、確認すればできているのですが
意識を変えて全体練習をしてみると大きな変化がありました。

今まで以上に演奏、というかバンドが楽しくて仕方がない。

音符としては存在しないギターとベースとボーカルの隙間に
シンバルの残響音を埋めたりスティックを振り上げる腕の重さを感じたり。
歌のメロディの中にリズムとしての音符があることを意識して叩いたり。
そんな事今更?と言われるような基本中の基本ですが
自分にとっては技術の向上というより楽しみが増す大きな収穫でした。

大きな変化を産んだ自分にとって重要な出来事ですが
この機会を得れたのは3年前にこのバンドを始めたから。
丁度今冬ということで自宅で薪ストーブを炊いているのですが
薪をくべる度に2年前の自分の作業に感謝しています。
今の行動が数年後の自分を支えるのかもしれないな、と思うと
いろんな事に対する考え方が変化していくのを感じます。

孔子の言葉に「四十にして惑わず」というものがありますが
(こんな言葉まで持ち出すと、今更ながら本当に坊主の説法みたいですな)
確かにできることをしっかりやる以外に道がない(笑)
もうできないことを嘆く余裕すらないだけかもしれませんが。

大リーガーや総理大臣にはもうなれないのかもしれないな、と思いますが
今歩いている道はまだ少し先まで続いているようです。

来年すでに決まっているのは福井・神戸・北京でのライブ。
お誘いがあるうちはいつまででもバンドを続けたいものです。

できることを今の精一杯で。

それにしても元々人前に出るのが苦手だった店主が
なんでそれを人前で実演してるんだろう?と不思議で仕方がないです。

中高生だった頃の自分に今の現状を教えたらびっくりするだろうなぁ。