東京2018/05/23

田舎モンが作る歌の歌詞やタイトルで時々見かける「東京」。
今までライブや遊びで数回、仕事でも何度も足を運んだ東京。

今までは目的以外の様々なモノは通過点か障害物に過ぎず
無の境地でただひたすら目的を目指すような気分で過ごした東京。

「東京の人って他人に関心が無いから人が居たって気楽」だと
つい先日東京育ちの人が店主に言っていて
以前だったら同意だったと思うけど
なんだか最近東京に居る時の気分が変わってきた。

雑踏や集団ではなく一人一人が視界に入るようになったというか
東京の一部や断片ではなく、個の集まりが街を作ってるという
当たり前のことがちゃんと見えるようになってきた。

年のせいか、子であり親であるという今の視点のせいなのか、
チームプレーを見た時に昔よりアシストする者が見えるようになり
以前は無かった全体を見渡せる視野の広さのせいなのか
よくわからないけどいろんなモノが見えてくる。

回りくどく書いたけど、
優しい気持ちで東京に居れるようになったって事(笑)

ライブの事も後日まとめますが
ライブ会場での出来事と同じくらい自分の変化が衝撃的。
当たり前だけど、そうなってくると空を見上げる余裕とか
ひっそり置かれてる写真立てとか壁の絵とか
情報量が増えすぎて刺激が強すぎる東京。

知らない人にしょっちゅう話しかけられるんだけど
こういう心境の変化が纏う空気に表れてるのかな?

スクラップアンドビルドな使い捨ての街並みや
無自覚に植え付けられたステイタスはやっぱり苦手だけど
目の前に見える数えきれない街の人には
慈愛の目で接することができるようになった気がします。