NEW ORDER2019/10/30

今となっては海外の大手アパレルメーカー製に加え
世界各国で作られる海賊版も無数に存在するJOY DIVISIONのTシャツ。

店主が初めて着たのはもう20年前になりますが
アジアを放浪してた時に古着にも出会ったという思い出の一品。

JOY DIVISIONの1stアルバム「UNKNOWN PLEASURES」には非常に思い入れがあり
今まで何枚そのデザインのTシャツを買ったのか覚えていないくらいで
ここ福井でそのオフィシャルTシャツを1番売ったのが当店という自負もあります。

そんなJOY DIVISIONに強い思い入れがあった店主は
ボーカルが死去した後に残ったメンバーで継続されたバンド
NEW ORDERには全く興味がない、というか
二十歳ぐらいの時には「往生際の悪い年寄バンド」位のイメージで
それを聴くぐらいなら当時新しい音楽だった
RADIO HEADやRAGE AGAINST THE MACHINE等
若くて新しい音楽にお金を使いたいとさえ思っていました。

当時はYoutubeもなく音楽を聴く=出費という時代・・・。
現代っ子にはさっぱり理解されない拒絶反応だと思います(笑)

そして秋も深まりつつある今日の朝・・・
家族がそれぞれ学校や仕事に出かけた後
冬支度の一つ、薪ストーブの点検を兼ねて久しぶりにストーブを焚きました。

BGMに選んだのはNEW ORDERの「Get ready」。
LPしか聴けない自宅リビングで聴いているという事はつまりLPを所有してるって事・・・。
現在となってはNEW ORDERは大好物でございます。

久しぶりにストーブを焚くと独特の良い匂いが部屋に充満するのですが
その匂いの中で揺れる炎を眺めながら色々考えていました。

バンドの顔であったイアン・カーティスが亡くなっても続けるという選択をした事。
そしてJOY DIVISIONとは別バンドとして素晴らしい音楽を作り続けた事。
それが今の店主には凄く魅力的に感じられて
自分もバンド活動を頑張ろうという気持ちにしてくれます。

バンドというのは有名無名を問わず
多かれ少なかれ何かと戦いながら活動していたりするもの。
そういう生々しい人間関係や現実的な問題とも戦いつつ
ステージでは一塊になって演奏するバンドが店主は好きです。

個々が演奏者や歌手として特別な存在でなかったとしても
全員で特別な世界を作れるところがバンドの魅力の1つだと思います。

メンバーの加入・脱退を繰り返している我々のバンドTHE JONGHA。
ひょっとしたらこの2年ぐらい苦難の時期なのかもしれませんが
最近また新メンバーを加えた新編成でライブに向けて練習をしています。

目の前の戦いから逃げず目の前にあるチャンスに手を伸ばせる努力を怠らない。

それだけはしっかりやっていこうと思います。

NEW ORDERは来年来日するようですね。
チャンスが有ればライブにも行きたいと思います。