截拳道2020/05/02

とある格闘家のYoutubeチャンネルで観たジークンドー。
ブルース・リーが創った武術として有名なあれです。

ジークンドーは勿論、格闘技の素人の店主が動画を見ても
その動きや駆け引きや本当の凄さはほとんどわかりません。
例えるなら種明かしされる前のマジックを見ているようなもの。

ただ、色々な技の説明を聞いているうちに思ったことは
全ての技が効率的である事の理由の中に
アジア人の軽くて小さな体で体重無制限の戦いに挑むため
自分の能力や力を最大限に絞り出す事が含まれるように思いました。

そしてその思想は社会を生きる上でとても大切なことだと思いました。

アスリートとしてより優秀な才能や筋力を持ち
英才教育を受けて若くして恵まれた経験を持つ者に
年老いた東洋武術の師範代が圧倒される動画を見て
やっぱり東洋武術はインチキだというコメントをする方も居ますが
そういう評価の先にあったのがエンターテイメントとして過剰になり
素人の巨漢がベテラン格闘家を倒すだけの格闘ショーだったように思います。

マニアックな事はわからない素人への宣伝の意味もあって
最初はわかりやすい演出でビジネスとしては成功するも
そこに意味を感じなくなったから衰退したのでしょうが・・・。

さて、ちょっと話がそれてしまいましたが・・・

今自分の持つモノを最大限に活かして
今自分が持てる最大限の強さに変えて戦う。
そういう考え方はこれからの社会を生きることや
人生の折り返しを過ぎて毎日年老いていく自分にとって
より良い生き方を模索する中で重要なことだと思いました。

すさまじいスピードで科学が進歩して
どんどん情報が増えて簡単に手に入り
望めば国境を越えてあらゆる事が学べる時代。
英才教育を受けた天才少年少女はどんどん出てくるでしょう。
その競争の中で研鑽を重ねる人もいれば落ちこぼれていく人も多い。
その落ちこぼれていく人が戦う自信を得るためのヒントが
ジークンドーの哲学の中にあるように感じました。

単純に格闘技に活かすなら女性格闘家に有効かな?とも思いましたが。

諦めない心とかモチベーションを保つメンタルを得る為に
根拠になる技術を得たり訓練をすることは大切です。

登り龍にそんな気持ちはわからないでしょうが
人生の先や終わりが実感できる年になってくると
今までとは心に響くモノが変わってきたりします。

さぁ、今日も楽器の練習をしてバイク弄りしてお気に入りの服でバイクに乗ろう。