並列つなぎ2020/09/07

毎日ビリー・アイリッシュのレコードばかり聴いています。
ふと、「ジャンルは何になるんだろう?」と気になって調べてみると
最近の欧米の若いアーティストはジャンルに拘らないという内容の記事が。

我々の若い頃は新しい音楽が続々と出てきて
毎週タワーレコードに行くだけでも楽しかった時代。
それでもアーティストが一時代を築くとすぐに
それらしい名前のジャンルでまとめられたように思います。

おそらく
当時の限られた情報を頼りに探求していた時代に
ファッションも音楽もあらゆるビジネスは説明を省く必要があり
少ない情報で理解させる為にジャンルを作っていたのでしょう。

店主がこの店を始めた頃は
新規のお客様が来る度に「何系ですか?」と尋ねられ
そもそもセレクトショップというのはセレクトしているだけですから
返答に困ってお客様も困るという事が多くありました。
日本人が食べている物が寿司・和食・ラーメンだけではなく
イタリアやフランスやインドやタイ料理等も食べているにも関わらず
和食レストランとして寿司や和食やラーメンを出した方が分かりやすい。
分かりやすい方がマーケティングの面で有利である。

以前はそういう時代だったためにジャンル分けが有効だったように思います。

そしてそんな時代に生まれてきた店主とは親子程年が違う世代。

多国籍な文化が混在していたり海外旅行が身近になったり
インターネットの普及で告知や情報配信の仕組みが大きく変わったり
レコードやCDではなく配信の音楽が当たり前になった世代。

新しい世代の新しい世界は並列に膨大な情報が溢れる時代。

縦割りのジャンルや短絡的なカテゴリを意識することなく
自分の気分や好みに寄せた音楽がボーダレスに提案されるシステム。
楽器の演奏もマジックの種明かしのようにYoutubeが無料で教えてくれる。
インターネットの環境があればどこにいてもそれが提供される時代。
もう福井人のネタの「民放2局!」も通用しないでしょうね。
「テレビなんか見ないでしょう?」って言われそう。

変に縛られることなく並列に「好き」が並ぶ良い時代。
世界中の人の動画や言葉や日本各地の動画や方言に触れて
昔だったら差異に感じる事を普通に思えるのも良いですね。

最近の朝ははYoutubeでアジアの近代都市の動画を見たり
海外の若者が作る最近の音楽を聴いて過ごしています。
シンガポールや中国の近代都市の映像に
並列文化で育った若者の新しい音楽はベストマッチ。

しかし、こんな時代だからこそ、
日本のガラパゴス文化が際立つような気もしますが。

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