Rancid2009/04/10

ひょんなことからコピーする事になったランシド。随分長い事聴いてないなと思いながらCDを再生すると次々と思い出される二十歳の頃の思い出。友達の車、冬の匂いと運送屋の冷凍庫の匂い、レッドウィングのブーツ、1つだけリベットの取れたヴィンテージデニム、ブラックフラッグのTシャツ、毎日のようにかぶってた黒いニット帽、名古屋のハーレーショップ、ゼロエンジニアリングのTシャツ、ロンドンナイト・・・う~ん懐かしい。懐かしすぎる音を当時とは違った耳で更に細かく分析。やっぱり良いアルバムですね。

こんにちは。体力は現状、イメージは過去のモジュール店主です。毎年見る桜に不思議と蘇る思い出は無く、今となっては興味が薄らいだ物に懐かしさを憶えます。今も目の前にあって、見ていても思い出が蘇らない物は自分にとって現役って事なんでしょうか。ハーレーの匂いを嗅いでも「やぁ、ただいま。」としか思わないですもんね。ドラムに座れば「さて、やりますか。」としか思いません。だから失った時に改めて重要さに気づくのでしょうね。

身の回りが消耗品ばかりではつまらないかもしれません。しばらく経てば手元に無いとどこかで理解できてるものですから。

さて、久々にランシドを聴いていろんな事を思いました。アタック音が強めのキックに合わせたシンバルの音を聴いてシンバルの厚みやペダルのビーターの素材を想像したり、イメージより低めにチューニングされたスネアの音を聴いてヘッドの種類に加え「木胴?」とか想像したり、ライドシンバルのアクセントのつけ方に聴き入ったり、「またこのパターンの展開ですか。」と思いニヤリとしたり、ベースのテクニックに驚いてみたり、「あぁ、そういえば歌ってましたね!」と一応ボーカルを聴いてみたり、それでも大してギターの音は興味なかったり。

ドラムはシンプルで同じような事をやるばっかりですが、1音1音丁寧に出してる感じとか、ちゃんとアクセントをつけてたりとかで結構好きです。ランシドってあんまりドラムは注目されないんでしょうか・・・。あまり噂で聞かないですね。でも好きです。

「新作が出たらしい。」とこのサードアルバムを買ってからもう13年位経ってるんですよね。出た当初はロンドンナイトでもよくかかってて、周りの友人も聴いていて、本当によく聴きました。その頃もそれ以降もコピーする機会は無かったので、楽しんでやろうと思います。

コピーだろうとオリジナルだろうと、とにかくバンドは楽しいです。というかドラムがすっごい楽しいです。