彗星に馳せる思い2009/04/13

彗星11型
今日も暖かく7分袖で丁度良かったです。おかげでようやくPanzeriのフットボールシャツが着れました。こういうカジュアルになりがちなアイテムはグレンチェックの上品なスラックスに合わせるのが好きです。アンジェラ・○○にはなりません。

こんにちは。ウォーホールの絵が実物以上に並んで見えるモジュール店主です。いや、乱視がひどくなってますよ、多分。店内のマリリン・モンローがめちゃくちゃいっぱいに見えます。

さて、今日も平日とは思えない1日でした。新作のパンツやシャツが売れていったり、アメアパのカットソーの洗い換えを買っていただいたり・・・。アメリカンアパレルは見た目が単なる無地の服って感じなので、着心地と素材の違いを理解していただいてのリピートは「解ってもらえたんだなぁ。」と思って本当に嬉しいです。追加追加で定休日明けにも新作が入る予定です。

と、ショップらしい文章も書いた所で、休日前のひと時に好きな事を書かせてください、おなじみの。

彗星・・・。店主の好きな艦爆(空母用の爆撃機)の1つに「彗星」があります。この飛行機はエピソードの多い飛行機で、現物は靖国神社に展示されていますが、爆装及び艦載時の都合に合わせた機体構造に目を奪われますね。設計の参考にしたドイツの爆撃機より性能は良かったばずなんですが、当時の日本の技術レベルや苦境のせいもあって性能をフルに発揮できなかった悲しい飛行機でもあります。見た目がちょっと口を開けたウバザメみたいですね。

エピソードとしては先日書いた今村氏同様、戦争や組織と戦った人物として芙蓉部隊の美濃部少佐の話が好きです。元々一時しのぎの作戦であったはずの特攻が当たり前になり、戦果を期待できないような特攻作戦をやっていた頃に高い技術で夜間通常攻撃を行い戦果をあげた部隊が芙蓉部隊です。全体的に低かった航空機の稼働率を上げる為の努力、基地への空爆を避ける為の努力など、合理的な作戦で気合・根性論に走る破滅型の上層部に結果で差をつけた人物という部分も好きです。

当時の特攻では16歳の少年とかを旧式の練習機に乗せて「とにかく死んでくれればいい。」というような命令が下ってたんですよ。450キロの速度差と何十倍の数を誇るアメリカ軍に突っ込めって。

未熟な若いパイロットの乗る白菊や赤とんぼというのどかな名前の練習機が月明かりを頼りに決死の作戦を行っていたとは・・・なんとも切なさが増しますね。

あ~スッキリした~という事で今日も良い一日でした。