変わらないこと2011/05/26

もはや何故新しい音楽を探しているのかわからないな。癖か?
昨日は大阪へ行ってきました。サンダーバードに乗り込み空いている座席を探しながら通路を歩く店主。ヘッドホンで音楽を聴いている若者に「隣座っても良いですか?」と尋ねるも聴こえないようで無反応。通路挟んで隣と後ろの座席の乗客と目が合うというナイーブな心には厳しいスタートでしたが、久しぶりの大阪はなかなか楽しかったです。

こんにちは。新しいスーツが似合うように筋トレを始めたモジュール店主です。まだ取り扱いが確定した訳ではないのでブランド名等は伏せますが、新規のブランドさんの展示会にも行きました。古いビルは昭和初期というか大正時代の雰囲気というか、とにかくレトロな雰囲気が気に入って階段で目的のフロアまで上がっていきました。手すりに手を掛けた人の手で削られ丸みを帯びたピカピカの手すりには彫刻がほどこされ、遠くに聞こえる人の声は吹き抜け特有の音の響きで情緒たっぷり。コツコツと響く自分の足音。

角の丸くなった階段を見て、今までどれだけの人がこの階段を上がったのかなと考えていると、ベトナムのマジェスティックホテルに行った時の事を思い出しました。

展示会の会場で苦手な名刺交換をして、担当者様といろんな話をしました。最近ヨーロッパのストリートスナップを見ていて店主が思った事とブランドさんのコンセプトがピッタリ合って、価格帯的にも品質的にも満足な物だったので本当に行って良かったなと思います。

展示会を全て回った後はレコード屋へ行くのが楽しみの一つなのですが、ちょうど気になっていたウィッチハウスとも呼ばれるジャンルのCDがあったのでとりあえず購入。正直ルーツのダブに比べて魅力を感じないダブステップですが、フライングロータス絡みという事もありKode9のセカンドアルバムも購入。あとは埼玉のグラインドコア(?)バンドのリトルバスターズが初のフルアルバムをリリースしたようなので探すも見当たらず、メルツバウが絡んでいるLOU LOU等、他にも気になる物はあったのですが我慢して帰ることにしました。

興味に任せて買い続けると食うに困るというのは学生時代に経験したので我慢できるようになりました。

電車から降りて買ったCDを車で聴きながら自宅へ帰る、これがまた至福の時。便利に買い物できる時代になりましたが、店でかかっている音楽が誰かを店員さんに尋ねたり、自分では実現できない好きな物だらけの空間で見につくもの全てが興味深いという時間の過ごし方はお店じゃないと出来ません。

どういう訳か本社ビルとファッションビルだらけの街に行くほど企業力ではなく人力が恋しくなります。本当は、その理由は解りきっているのですが。

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