SALEやってます2012/01/04

あけましておめでとうございます。

只今セール開催中。
30%~70%OFFです。

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などなど、期間限定ですのでお早めにどうぞ。

無駄な時間≠無駄に時間をかける2012/01/07

先日祖母の米寿の祝いの席で祖父母の古い写真を見る機会がありました。祖父が二式複座戦闘機「屠龍」に乗っている写真もあったのですが、モニターでチラッとしか見えなかったその写真には機首も写っていたので、ひょっとしたら37ミリ機関砲が確認できるかもしれません。今度祖母の家に行った際に見せてもらおうと思っていますが、今から楽しみでなりません。ひょっとしたら貴重な五式戦闘機の写真もあるかも・・・。

もし37ミリ機関砲が確認できれば、祖父との会話をたどって予想した事がまた1つ事実だと確認できる訳です。

あけましておめでとうございます。正月は食って飲んで寝ての贅沢な時間を過ごしたモジュール店主です。お歳暮でいただいた日本酒に産地から取り寄せた海産物にお節。加えてお昼はのんびりコーヒーの豆を挽いてキューバやらグアテマラその他の国々を観光・文化・経済視点で語りながら過ごす時間。今までで1番贅沢に過ごした正月かもしれません。しばらくでしたが、着物で出かけたのも正月っぽくて楽しかったですね。

贅沢は敵だと言われた時代もありますが、贅沢な時間を過ごす仲間は皆味方です。

さて、最近フランス製のラバーブーツ(つまり長靴)を買ったので雨の日も雪の日も楽勝です。ブーツインしてピッタリの履き口と適度な足首のフィット感が秀逸で気持ち良いです。アパレルもオーディオ製品もイギリス製のメーカーは中国などで作るようになっていく中、フランスは自国生産を続けているメーカーが多いので気分的に嬉しいです。楽器も工場が変わると音が変わったといわれる事が多いので、自国生産を続けている物は品質どうこうはさておき、なんとなく満足度が高まる気がします。

お気に入りの物があると出かけるのが楽しくなるのはもちろん、雨具やアウターでお気に入りがあれば雨や雪の日も楽しくなるので良いですね。服装に無頓着だった友人の買い物に付き合い、薦めた服がやがてお気に入りになり、だんだん社交的になって音楽などの趣味が増えていったのを見て「お気に入りの服があるって良いな」と思ったのが服屋をやってみたいと思った理由の1つなんですが、ラバーブーツを買ったのはそれを再び思い出させるような出来事でした。

お気に入りといえば、去年から物色していた海外メーカーのオーディオも品定めが終わりました。色々試聴はしたのですが、B&W、タンノイ、ダリ等色々迷ったのですが、結局イギリス製のスピーカーに興味を持つきっかけとなった、最初に大阪で試聴したモデル(細かくはマイナーチェンジされてますが)に決めようと思います。アンプとレシーバー等は北欧の物になりそうですが、これも試聴してその場で決めてこようと思います。

アフィもリア充自慢も関係ないブログなので詳細は内緒ですが、興味のある事がございましたら店頭で話を振ってみてください。

臨時休業のお知らせ2012/01/09

誠に勝手ながら1月11日(水)は臨時休業とさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願い致します。

振動を伝える空気は当時のままか?2012/01/13

先日祖父の家に行って古い写真を見せてもらいました。期待通り37mm機関砲搭載の屠龍丙型(といっても現場で装備は色々換装された)のコックピットに座る祖父の写真がありました。やはりB-29撃墜時に乗っていたのは屠龍丙型なのでしょう。20年程前に祖父から聞いた話が、より鮮明に焼き直しされていきます。37mm機関砲なら射程距離で撃てる弾はせいぜい2発か・・・。B-29の12門の機銃から放たれる弾幕を縫って急降下で突入する、そんな激しい戦闘を祖父が経験したのは間違いありません。

残念ながら五式戦闘機の写真は確認できませんでしたが、叔父さんに単発の飛行機の写真が出てきたら見せて欲しいと頼んでおきました。

こんにちは。最近実家のCD棚を漁っては聴きなおしているモジュール店主です。最近車の中ではレディオヘッドのOKコンピューターを聞いていますが、発売当初初めて聴いた時よりも冷静に分析できる今聴いてみるとフィッシュマンズの空中キャンプやトータスのTNTにも共通するものを感じます。その辺の作品がリリースされていた頃は「バンドや生演奏とテクノロジー」みたいな解説や議論、インタビューをよく目にしたような気がします。

そういえば、あの頃はスタジオボイスや音楽雑誌を読むのも楽しかったなぁ・・・。好きなミュージシャンの記事を見つけると慌てて買ったものです。

いろいろ悩んだ末にデンマークのプリアンプとCDレシーバーを購入したのですが、注文した電源ケーブルが届いてないのとイギリスのスピーカーの希望色が次回入荷待ちの為まだ音出しは出来ていません。スピーカーが届いたらお店でエージングしようと思います。

自宅のオーディオを新調したら集めようと思っていたLPの中にスタンダードジャズの名盤もあるのですが、この辺はまた「リマスターされた時に編集されたがために曲順に違和感がある」だの「ライブ盤なのに曲ごとにフェイドアウトして違和感がある」だの「マスターテープの新鮮な頃の盤」だのとウンチクだらけで足を踏み入れるのに躊躇する世界でもあります。

とはいえ、鮮度や「時代の音」が魅力になるのも事実。90年代の音は90年代に流行ったオーディオで聴くと楽しいのかも知れません。80年代のヒップホップならレコードからカセットテープにダビングして当時のデカいラジカセで、バンドブームの頃の音楽なら当時のコンポやバブリーなラジカセで聴くと面白いのかも。

音楽好きの友人と同じ部屋で同じ音楽を聴いて過ごした事がある方なら解るかと思いますが、沈黙しながら再生機器を二人で見つめているあの瞬間に、音の時代を表す物が鎮座してると面白いと思うのです。

優しさと合理性2012/01/15

先日の日記にも書いた90年代の音楽雑誌で議論された「音楽とテクノロジー」。それに対して直接言いたい事は無いのですが、個性が消えるほどに制御する為のテクノロジーではなく自由を与えてくれるテクノロジーは好きです。ミスをカバーしたり不安を解消する事で生まれる自由。そんな事を考えている時、やっぱり旧ドイツ軍の戦闘機メッサーシュミットBf109とフォッケウルフFw190の事を思い出してしまいます。

店内にもポスターや玩具があるので話題にする事も多いのですが、店主が1番好きな第二次世界大戦期の戦闘機はFw190です。

こんにちは。とうとう足元を暖める小型暖房まで用意したモジュール店主です。最近脚の冷えに悩まされております。悩んではいるのですが、おかげで風呂に入って体を温めてから飲む酒が美味いというご褒美もいただきました。

さて、ドイツの技術を盛り込み主力と言われながらも故障が多かったBf109に比べ、整備のしやすさと被弾した時の防御性の高さに加え着陸のしやすさも考慮に入れた頑丈な脚を持ったFw190。「ひ弱なサラブレッドではなく騎兵の馬を」とのコンセプトで作られた機体は、生産性も含めて戦果をあげる為に作られた合理的な戦闘機です。操縦席の作りも人間工学を取り入れた合理的な作り。説明しているだけで嬉しくなる愛しのフォッケ。

ご存知の方も多いかと思いますが、エンジンはBMW社製です。ちなみにBf109はダイムラー・ベンツ社製。

ところで、旧日本軍もFw190を所有していて五式戦闘機等陸軍の航空機作りの参考にしたり、分析や模擬空戦等もしていました(ヒントは魔のクロエ)。日本軍の航空技術研究機関としては海軍の空技廠(くうぎしょう)と陸軍の航技研がありますが、個人的には空技廠が作った飛行機は芙蓉部隊が使用していた彗星を除いて、人間爆弾「桜花」、劣悪な燃料でも飛べるジェットエンジン搭載の特攻機を目指していたともいわれる「橘花」、ウルシー環礁への特攻を行った梓特別攻撃隊の「銀河」等、特攻のイメージが強いです。

更にいうと空技廠は当時の日本としては技術的に難しい装備が多く、なんとなく日本原子力開発機構みたいなイメージが強いです。戦後に技術者たちが新幹線等を開発したのも事実なのですが。



最近の映画でどう描写されているかは知りませんが、個人的には早い段階から防弾性能に加え上昇力や急降下速度にも注力しようとした、スペック厨ではないドライで合理的な設計思想を持った陸軍戦闘機の方が好きです。

といっても戦闘機はあくまで1つの例であり、スペックにとらわれる事無く設計思想が使用する人間に対して優しい物が好きですね。過剰なスペックが競争相手と共に自分を追い込んでしまうのでは自由にはなれないな、と。

テクノロジーが自由と安心を与えてくれれば、与力で豊かな想像とライフスタイルが生まれるのではないか?と、扱いきれないエクセルと手書きの帳簿の間で悶絶しながら考えていました。