「死んだ目をした少年」2021/04/09

タイトルは超名作漫画「ジンバルロック」の作者による別冊より。
ジンバルロックが海外で翻訳される事を切に願います。

さて、最近勉強がてら観ている楽器屋のYoutube動画があります。

若い楽器職人の方が楽器について語っているのですが
楽器やメーカーに対する愛情というか
分析する際の視点の距離感が良いというか
特にギターについての意見が素晴らしく気持良いです。

ギターの世界はマニアックで否定的な意見が多いように思いますが
この職人さんは各メーカーやモデルの構造や思想に言及して
その楽器が「それで良いんだよ」という愛情のある批評をされています。

ジャンルにとらわれない若いミュージシャンと同様の
爽やかで偏見のない愛情溢れる意見は素直に心に響きます。

「安い楽器こそ奏者を増やし最も音楽に貢献している物である」
「ハンドメイドは既に作品としての揺るぎない価値がある」
「工業製品としては企業努力の結果と高いコスパを評価すべき」
「設計者の意思通りに組み上げられた物に違いはあっても優劣はない」等・・・
とにかく「そうだ!そうだ!」と同意したくなる意見ばかりです。

若い人達から学ぶことは本当に多いので
気が付く限りは見習って自分をアップデートしています。

自分の趣味にマニアックになって壁を作るのではなく
還暦を過ぎても他人に学んで知識を広げている方を見て
やっぱり外とか他人に興味を持つことが大切だなと思う事があります。

ニューモデルかどうかではなく自分にとって新鮮な驚きがある物。
そういう物にいつまでも囲まれて居たいと思います。

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