小さな栗の木の下で2010/10/18

故障は多かったが日本でもライセンス生産されたDB601Aエンジン。
起き抜けに外を見ると天気は晴れ。バイクに乗ろうかなと思いキックペダルを蹴る事数回。気温が下がってバイクの寝起きが悪いのでセルモーターを使っての始動。「ウィーン、ウィーン」とショベルのセル独特の音を立てながらエンジンが眠りから覚める。こういう時オープンプライマリー(エンジンの一部がむき出しでセルモーター無くなるよ)じゃなくて良かったと思います。オープンプライマリーのむき出しのクラッチから出る音も味があって好きですが。

こんにちは。運動しようかなと思いながら結局仕事前にバイクに乗ってるモジュール店主です。寒くなるとバイクに乗りたくないので今年残りわずかなバイクシーズンを楽しんでいます。修理したところも良い感じで満足していますが100km/h辺りでメーターが凄い振動をするので次はそこを直したいです。高回転時のエンジンの調子が少し気になりますが、点火とキャブの設定は一度バイク屋で直してもらおうかと思います。前輪のタイヤも減ってきたのでタイヤ交換もしなくては。前輪は初めて外すので楽しみです。

さて、キャブクリーナーで軽くキャブの洗浄を・・・と思いお店に寄って作業を済ませ「さて、出発。」と思った時、人の気配を感じたのでそちらの方を見ると年配の男性が。古い型のベンツが駐車場に見えたので車の話をしてみたら整備も自分でされているとのこと。そのまま配線配管等の話になってエンジンルーム自慢の時間に。ベンツのエンジンは見た事が無かったのでコレ幸いとばかりに覗き込んだのですが、配線の材質の話はさすがについて行けませんでした。

しかし以前はアメリカでプアマンズポルシェとよばれたアノ車にも乗っていたそうで、そんな話や九州の旅行話(知覧も出たよ)や・・・と聞いているうちに結構時間が経ってました。

男性が栗の木の下に腰を下ろした時に予感はしましたが、時間がなくなったので越前町まで行くのを断念して鯖江農道コースをバイクで1周してきました。

バイクに乗り始めた頃は今よりもバイクを通じて年配の方と話す機会が多かったような気がします。とある駐車場、コンビニ、いたる所でバイクとか車の話をした記憶があります。今よりも通常の足としてバイクを使う人が居た時代は今よりも手のかかる車やバイクが多く、当たり前に簡単な整備をする人が多かったんですよね。きっと当事の方が馬力萌えや吹け上がり萌えとかしてたんでしょう。

ところで世界初のバイクはドイツで作られたのですが、作った技術者の名前はゴットリープ・ダイムラーとヴィルヘルム・マイバッハ。後のダイムラー・ベンツとマイバッハブランドの創始者なんです。

「なるほど、そういうご縁か。」と思いながら今日の出会いを思い返していました。