悪い癖が出ました2020/06/29

悩みに悩んで選んだアコースティックギターですが
現物を手に取ってみたらあまりに安っぽく作りが悪くてビックリ!
ネックの調整や弦高の調整等専門的なメンテナンスはできませんし
カスタム的な造形を変える改造は好きではないのですが
安っぽい加工や仕上げを修正するのは大得意!
という事で早速改造しました。

と言っても工作に使う物はホームセンターかネット通販ですから
転売する事なくずっと自分が使う前提の素人作業。
リサイクルショップで買ったジャンクギターだと思って
早速ペグ(弦巻いてるツマミね)を外してネックとヘッドの研磨から!

発色の悪いサテンフィニッシュのネックとヘッドは
塗装の鏡面仕上げ用のコンパウンドで徹底的に研磨。
現物を見たお客様に驚かれる程綺麗な仕上げで大満足。
これだけでも安っぽさが一気に無くなりましたが
ネックの指板の貝細工の加工もイマイチだったのでヤスリがけ。
3種類のヤスリで表面を処理して薄くオイルで色付け。
ローズウッドの色が少し濃くなり全体の雰囲気が落ち着きました。

色目が変わったところで細かいパーツの変更。
諸説あってわざわざ選んだというパーツも遠慮なく交換。
これで元々ついてた牛骨のナットとサドルに加え
エボニーのブリッジピンで音色も変わるか?と思いきや
なんとスタンダードなブリッジピンが使えず弦が張れない!
慌ててホームセンターへ行きテーパーリーマーを購入
ブリッジピンを差し込む穴をピンの角度に合わせて広げます。

なんだかんだで道具だけで7〜8000円の出費ですが
これでどうにか弦を張ることができました。
最後はストラップピンもエボニーの木製に変更。
白いパーツが減って渋さが増した?気がします。

これで音質がどうなったのかは分かりませんが
愛着が持てそうなムードは手に入りました。

1930年頃の小さめのパーラーギターと呼ばれる種類のギターで
大きなステージで演奏するというより
名前の通りパーラーで演奏するのに適したギター。
素朴な音の方がパーラーギターらしいと言われ
アメリカのサイトでもYouTubeでも評判が良いギターですが
これで更に気分良くギターを覚えれるでしょう。

アメリカ人がパーラーギターにエレキ弦を張っていたので
明日辺りマネして試してみたいと思います。

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