毎年この時期になると・・・2019/08/11

時期的なもので、今年もNHKでは戦争をテーマにした番組が沢山。
兵器の話や戦争体験者の話は今でも興味深く思っていますが
子供を授かったからか年を取ったからか他に理由があるのか
昔は知識を増やす為にドライに触れていた情報も
今は只々悲しい話にしか思えなくて
観ていて辛くなる事があります。

東北の大震災の後テレビを全く観なくなったのと同じ気分かな。

それでも昨日観た原爆をテーマにした映画のドキュメンタリーや
その後に続いて始まった障害者目線の戦争を語る番組は
自分にとっては新しい刺激になる物でとても興味深かったです。

戦争といえば、Facebookで繋がっている日本映画マニアのアメリカ人と
日本で制作された戦争映画についてやり取りをしたことがあります。

彼らにとっては過去に敵だった日本軍を題材にした映画で
もちろん映画の中の敵役は米軍という設定。

なぜそれを良い映画だと評価できるのか?と単純な疑問を持ちましたが
返ってきた答えを一言で言えば「良い戦争映画だから」でした。

表現の手段として戦争をテーマにしているとの評価で
政治的な思想や歴史的背景をそこに求めているのではないと。

昨日観たテレビ番組では
被爆体験を題材にした当時反米的と問題になった日本映画を
アメリカの会社が出資してデジタル化したと言っていました。
映画の評価も高く、純粋に映画界の財産として残すという行動は
国や思想や歴史を超えた価値観と世界観を持った人々の
新しい関わり合いを期待させるものでした。

第二外国語まで話せる人が増えた若い世代や
それを当たり前だと思って育つ店主の子供世代。

彼らは新しい常識でいろんな事を当たり前にクリアしていくんだろうな。
古い世代として自分はこれからどうやって生きていこうかな。

障害者目線で語る戦争の番組では
「戦時中は戦争の役に立たない者が弾圧を受けたが
今は経済活動の中で生産性を持たない者を排除しようとしてないか?」
「私達は国や他人の助けがなければ生きていけないのは事実」
というような言葉がとても印象的でした。

そして中国の鄧小平の「先に豊かになれる者から豊かになれ。
そして落伍した者を助けよ」という言葉を思い出しました。

なんだか自分の手に負えないスケールの事を考え始め
焼酎の効いてきた頭では答えが出せるわけもなく
仕方がないので今日は深夜にバイクで夜風に当たり
答えを探す厳しい修行に出かけようと思っています。

毎日晩酌したり毎日深夜にバイクで出かけるという堕落した生活ではなく
世のお父さん達がより立派に見える為に身を挺して悪役を買って出る
そしてストイックに自分に課している修行としての行為ですので
他人に厳しい現代日本の監視社会にどう映るかは判断しかねますが
何卒ご理解とご容赦のほど、よろしくお願いいたします。