たまには音楽の話でも2024/10/16

時々ニューヨークパンクとロンドンパンクという比較を目にしますが
個人的にはあまり比較対象ではないのでは?と思っています。

ニューヨーク(NY)パンクといわれているものはNYの文化で
ロンドン(UK)パンクは若者の間で流行ったムーブメントだからです。
さらに言えばUKパンクはパブ文化におけるパブロックの派生で
NYの影響はあれど「飛び火した」という解釈もしていません。

70年後半にはNYにヒップホップもあればレゲエ&ダブ文化もあり
NYの多民族異文化の融合が進んだ時期でもあります。
白人が黒人音楽を演奏し、楽器ができなくても音楽を作り、
そんな文化の中にたまたまラモーンズも居たのだと思っています。

NYでは詩の朗読や絵画やダンスでも新しい物が生まれ
その芸術が現代にまで続く文化となって定着していきます。

UKのパブロックは商業主義でない音楽をパブで演奏する文化の事で
白人が黒人音楽を演奏したりシンプルな音楽を演奏するバンドがいました。
ザ・クラッシュというパンクバンドのボーカルもパブに出入りしていて
クラッシュは初期の頃からレゲエの影響を作品で表現しています。

ロンドンの特徴はその後のバンドの売り出し方にあって
ファッションと音楽と迷惑行為で注目を集めるという
今でいうインフルエンサーやYou tuber的な行為で注目され
影響を受けた若者の間で流行って、すぐに沈静化した流行でした。

一過性の流行りが沈静化した後マンチェスターやブリストル等
場所を変えて新しい個性的な音楽が生まれたのも面白いです。

UKのパンクは思想やスタイルのイメージが定着し
「パンクスピリッツ」のような例えはUKのイメージを指すように思います。

ジョニー・ラモーンが「パンクと思われたのはデメリットだった」と言っていたのは
音楽的、表現的な評価よりイメージ先行になる事を指していたのでは?と思います。

PHYSIQUE2024/10/20

アメリカのハードコアバンドが来日ツアーを行ったので
少し早めに店を閉めて愛知県岡崎市までライブを観に行ってきました。

どれも同じに聴こえがちなジャンル(笑)という事もあって
本当に良いと思えるバンドに出会う機会は少ないのですが
今回観に行ったバンドはネットで見た瞬間に気に入ってしまいました。

毒にも薬にもならない便利な物が量産される時代に
ほとんどの人にとって全く役に立たない、ただカッコ良いバンド。
曲間無しで次々と繰り出されるイントロがどこかもわからない名曲の数々。
メンバーはどんどん汗ばんで高揚した表情に変わっていき
オーディエンスはずっと拳を小刻みに震わせてメンバーを煽ります。
縁のない方には想像しにくいかもしれませんが、
メンバーは意外と陰キャっぽいのもポイント。

日本中に無数に散らばるフェスに居場所は無いですが
どうやらここにはまだ居場所があるようです!

やたらと充実した物販で慎重に音源とTシャツを買って
翌日はそのTシャツにマーチンを履いて小学校のマラソン大会に行きました。

ミスフィッツ2024/10/25

ミスフィッツのコピーバンドの初スタジオでした。

コピーすることでミスフィッツの楽曲の良さもわかるし
やっていて単純に楽しいしライブではメイクもするし
また楽しみが増えて嬉しいです。

メンバーとも新しいご縁ができて、それも嬉しいですね。

アメリカ人のボーカルとはライブ当日にしか音合わせできませんが
全員でドクロのメイクして写真を撮れたら良い思い出になると思います。