十八試局地戦闘機2009/10/04

敗戦時に差し押さえられた時の写真なんでしょうか。
局地戦闘機・・・日本独特のカテゴリ・・・。たまりませんね。防空任務を担うべく上昇力の優れた戦闘機で離陸する時の高揚感はいかに・・・。確実に不利な本土の空へ、迷う事無く上がっていったパイロット達。青空を見れば考えるのはそんな事ばかりです。

十八試局地戦闘機「震電」。愛読してくださる方はそろそろお気づきかも知れませんが、「~電」と名前がつく海軍の戦闘機は局地戦闘機、すなわち本土防空の空へ向かった男達の戦闘機であります。

単なるネ左右では無いので、兵器温存の名目のもと爆撃から逃げる為に空に上がったりもしていた事は承知しております。情報の半分は体験者の証言、の店主です。

こんにちは。テクノロジーの進歩を楽しむ深夜のナビゲーターモジュール店主です。大袈裟な事を書いてしまいましたが、単に幼馴染の買ったゴルフⅥの助手席に乗せてもらっただけです。ゴルフⅤ~Ⅵへモデルチェンジして、1番指摘される違いは室内外の遮音性。遮音は基本的に素材の質量に比例して性能が高くなりますから、遮音性を追求しすぎても重くなるだけ。となると車である以上密閉度と振動の遮断と重くならない程度の吸音(遮音とは別の話)が重要なのかな?と素人考えで分析してました。

実際座席下からの音と風切り音の違いに加え、多少のフロント・サイドドアのガラスの遮音効果をハッキリと感じました。が、静かになる事でより違いを感じたのは彼我のタイヤのグレードの違い!ロードノイズが全然違って、この差の方が大きいのでは?とさえ思いました。

店主も昨日ボンネット裏につけるサウンドアブソーバーというパーツをつけましたが、ちょっとエンジンの高音が減ったかなという程度です。懸命な読者ならお気づきの通り、室内のような密閉度で吸音を試みれば反射音(部屋のやまびこ)まで軽減されますが、エンジンルームは隙間だらけ。パーツでの吸音の効果は薄いでしょう。低音が残るので「ブ~ン!」と加速する感じは増しました。低音は振動となって伝わりますから、これは吸音材では大した効果が望めません。

長くなるので音の話はここまで。ちなみに低回転で高速走行できる最近のワーゲン車は走行時のエンジンの音そのものが1.4ℓ車のわりに小さく低燃費。

さて、「震電」は見た目も特徴があって結構有名な機体かと思いますが、プロペラの戦闘機を前後反対にしたような機体であります。製作は九州飛行機で、潜水艦を索敵&攻撃する為に作られた陸上哨戒機「東海」を作ったメーカーです。東海もなかなか面白い飛行機ですが、震電といい東海といい、九州飛行機はなかなか前衛的なメーカーに思えます。

ちなみに目立った戦果をあげた航空機は無く、爆撃機搭乗の訓練用練習機「白菊」も有名な白菊特攻で名前を聞くくらい。「東海」も敵戦闘機に遭遇すれば歯が立つ訳もなく、特徴的なレーダーなどもあまり生かせませんでした。「震電」にいたっては初飛行の離陸で尾翼破損。740km/h を目指した設計でしたが安定しない機体で300km/h 程の速度を記録して敗戦。

並べて書くと散々ですが、「東海」「震電」はすっごく語りたくなる機体です。ガンタンクとか、なんか気になる脇役っていると思うんですが、東海はまさにそれ。震電はジオングみたいな異色の機体です。

震電はジェット化の予定があったとも言われ、ロマンはたっぷり。しかし、実戦投入されていないので語るネタが少ない!

という事で、昨日のゴルフの話の方が多く、本当は単に「十八試局地戦闘機」という響きがたまりませんね、と言いたいだけの日記でした。