無能の人2025/10/22

陶芸作家さんとご縁ができてから
他の芸術と陶芸との違いについて考える事があり
気がつけば石ころを拾うようになってしまいました(笑)

意識的に見れば何に対しても思うことはありますね。
毎日訪れる日暮れ時の西の空を見て、何か思うか見過ごすか。
時間に追われていると良いものも見過ごしてしまいます。
短いサラリーマン生活の通勤時に気づいたことです。

今日の日没前は少し不穏ながらも綺麗なポストロック的な空でした。

まだお会いしたことのない地元陶芸作家さんの作品も買いました。
また1つ学びになったのは、和室に置くと存在感が増すということ。
あるべき所にあると光るのはバンドマンにも必要な要素。
ステージに上るための研鑽を続けたいですね。

良い刀は良い鞘に収まっているなんて言葉を聞いたこともあります。

良い経験をするために良い情報に触れ勉強を続けたいです。

来月は金沢にハーバートが来ますね。
その日ライブ出演なので観に行けませんが。

売ってくれない皿もある2025/10/13

地元の陶芸作家の方に誘っていただき
薪窯で陶器を焼くところを見学してきました。

始めて見るものは新鮮で興味深い物が色々転がっていて
全部作家さんに質問できる事が本当に楽しいです。

現場で継続して作品を作っている人には情熱と愛情がありますね。

Youtuberになった友人が動画の中で語っていた事で
「修理箇所を見ると当時のお財布事情が見えてくる」
というものがあったのですが、とても共感してしまいました。

30年コツコツ自分で修理していくと
金銭的な問題だけでなく世の中の変化もあって
部品が手に入りやすくなったり修理の情報が増えたり
日記か何かのように日々の積み重ねがバイクに宿っていきます。
思想や趣味が変わった事が見える部分もあって、もはや自分自身というか・・・。

そういう部分が増えれば増えるほど、もはや作品になっていきます。
それが例え純正の部品でもそこに思想が見えるようになるので。

作家さんの作った皿を扱う時とても丁寧に扱います。
しかしその時、そもそも他の皿も同じように扱うべきでは?と思います。

無意識のうちに選別して雑に扱っていい物を所有している。

そんな物の買い方は不健全だし思想に反する気がします。
大切にしたい良い物ばかりに囲まれて暮らしたいですね。

URAMONES Live at the Craft Beer Pub TNT2025/10/12

3ヶ月連続の大阪ライブの2回戦。

アメリカ人オーナーが経営するライブバーでのライブと言う事もあって
開場してすぐに客席には多国籍なムードが漂っていましたが
一番驚いたのは福井のライブに来てくださった事のあるブラジル人が
わざわざお友達連れで大阪の会場に来てくださった事です。

小さなステージでしたがオーナーのセンスが良いのか
出音のバランスが非常に良くまとまっていて
演奏中も力むことなくやりやすかったです。

個人的にはステージの音は小さい方がやりやすいですし
客席で聞く音も大きめの声を出せば会話できるぐらいが好きです。
そもそもWHOの推奨では120デシベル以上の音は聞かない方がいいそうで
その120デシベルとは強めに叩いたドラムの音ぐらいなんですよね。

ドラマーは耳栓するか力まず叩いた方が難聴予防になっていいですよ。

昨日の会場は客席に居てギターの音が85デシベルぐらいでした。

今回も初めてお会いする方との楽しい出会いが沢山あり
再会と再開催の約束までいただいて幸せな1日でした。

ライブ前には中之島の美術館や古い建築物を楽しむ時間もあって
展示内容もいろいろ勉強や刺激になる物で楽しかったです。

今回のライブも翌日にスタジオ予約が沢山あり
来月の大阪ライブは夕方まで予約があるので移動が大変ですが
午後に美術館や街を散策して完成度の高いライブを提供して
夜に移動して帰宅して翌日もスタジオを営業できるのは
お酒を飲まなくなった事が大きいと思います。

そして新しい物事や知らない事に触れる喜びが大きいのも
刺激物ではなく好奇心で脳の活性化ができているからだと思います。
安心感や懐かしさよりもアウェイとチャレンジが楽しいです。

このバンドを始めて全国に好きな街が増えたのがとても嬉しいです。

30年後にわかった事2025/10/10

何年前に換えたかすら覚えていないバイクのバッテリー。
先日とうとう寿命を迎えたようでエンジン始動ができませんでした。
深夜の出先でバッテリー切れしなくてラッキーでした。

ショベルヘッドのFLH用のバッテリーは
30年前に比べると3倍位の値段になったと思います。
そこでショベルFXモデル用のバッテリー=最近のバッテリーに換装。
バッテリーケースも当時物を手配してあったので楽勝のつもりが
なんとリアフェンダーに干渉するため取り付け不可!

バッテリー代が安くなることで相殺の経費になるはずが
バッテリーケースはお蔵入り(しかもシルバーと黒の2個!)
そしてリアフェンダーが純正ではないという事が判明しました。
他のFLHよりもぎっしり詰まってるような見た目はリアフェンダーの影響でした。
前オーナーがパンヘッドっぽい造形を好んだようで
所々より古めかしい形状のパーツが着いていたのですが
リアフェンダーもそれでヒンジ付きの古いタイプになっていた模様。

機会があったらリアフェンダーを換えてみますかね~。

発展か衰退か2025/10/06

TikTokのオススメで上がってくる事もあって
最近は東南アジアのバンドについて知るのも簡単ですね。

インドネシアやミャンマーは以前からパンクが居ますし
タイのチェンマイは日本人が関わるパンクシーンがあり
日本にもツアーで来ているYONLAPAもベテランになりつつあり
マレーシアはメタルやハードコアのバンドが居ました。

最近はUSインディ的なウェットでポップなバンドや
ポストパンク的なおじさんもファンに取り込めるジャンルや
ダブやレゲエでもUKっぽいサッパリした音のバンドが居ます。

かなり小さな地方都市のバンドについて知る事ができるのが
2020年以降のYoutubeやTikTokの良いところではないでしょうか。

とはいえ、ファッションも音楽もアートも個人の趣向性が強まったと言いながら
世界で似たような物やファッションや音楽が同時多発しています。

商品は利益を出すための物ですからリスクを避ければパクりが増える。
世界の情報が手に入る今、流行は世界中で共有される。

チェーン店の安心感のような、今は見慣れた文化が世界中に有ります。
どこに行っても好きな物が楽しめるという楽しみが増える反面
発掘するような出会いや異物に触れる衝撃は減りました。

ハリウッドで話題のAI俳優ティリー・ノーウッド。
人間が仮の姿を演じる事の意味を考える機会になりますね。

その問いかけの答えが、人間らしさの再評価になるかもしれません。