快楽主義的日常2013/02/18

最近家具を買う事が増えているのですが
骨董的な安定した市場で売られる家具よりも
新旧問わずそれ以外の良い家具の方が出所が判って面白い事があります。

ディーラー経由で輸入されているアンティークの場合も
多少出所や最初の所有者の事が聞ける場合もありますが
直接引き取りに行った家具は詳細まで判って愛着が増します。

誰が作り
どういった方に使われて
何故売り払う事になったのか。

物の信用や所有欲を満たす事にもつながりますから
物について語れるというのは
店主にとって非常に重要な事だったりします。

かつてビンテージと呼ばれる古着が好きだった頃も
コレクターに譲ってもらう物はエピソードが付いてきました。

逆に言えば、リサイクルショップで売られる元・安物は
そういった付加価値が全く無いので、まるで興味を持てません。
元・安物の中古なんていうのは、あと30年は手に取る事もないでしょう。

昨日と今日ホームセンターでバケツを探したのですが
結局気に入った物が見つかりませんでした。
ところが金物屋へ行くと、イメージ通りの物がしっかりストックされてます。
業者っぽい方々のプロっぽい会話を聞きつつ
良い物なんだろうなと思いながらバケツを買う喜び。

こだわったのは持ち手の材質ですが
手に触れる場所なんだから、こだわって当然。
体に触れる物には気を使いたいもんです。

他人の目よりも自分自身の反応に気を使いましょう。
他人に語りたくなる物とテンションの揚がる肌触りの物に囲まれて
毎日気持ち良く過ごしたいものです。