URAMONES road to Beijing tour 20192019/04/11

4月13日(土)~15日(月)は
URAMONESの北京遠征の為臨時休業とさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。

さて、ここまでの道のりのきっかけを与えてくれた台湾の皆様
そして前回のJONGHAでの北京遠征同様
現地でいろいろ尽力してくださった方とお世話になる方々
本当にいろいろとありがとうございます。

最初の台湾からは5、6年になるのかな?
あっという間でしたが幸せな時間でした。

そして台湾や中国で出会う方々から沢山の刺激を受けて
それが現在の子育てにも大きく影響を与えています。

面白い人、優秀な若者、タフな同世代の人、
有名無名問わず魅力的な人々に出会えたのはラッキーでした。

なんせ出発前ですからどうなるかわかりませんが
現地に無事着いて良いライブをして
いつもどおり一緒に大量の酒を飲んで
良い時間を過ごさないことには次がありません。

次が見えてないと何事も続きません。
目標無くして走るのは難しいことです。

今度のライブはどうなるのか凄く楽しみです。
帰国後にライブの様子をSNSやYoutubeにアップしますのでご期待ください。

FRED PERRY 入荷!2019/04/20

北京から帰ったら届いたのですが
URAMONES絡みの雑務があって遅れてしまいました。

今年もUK企画(というか現地の本物)に絞ってセレクトしました。
UK企画の物自体がバリエーション少ないので少量の入荷です。

FRED PERRYファンの方はお早めにどうぞ!

URAMONESで北京に行ってきました。2019/04/22

URAMONESとしては台湾に続いて2度目の海外遠征。
北京に行くのはJONGHAで行ってから2年ぶり。

朝に名古屋を発つ飛行機に乗るため
中部国際空港近くのホテルに前泊する予定でしたが
同行者が1人仕事の都合で大幅に遅れるという予想外の展開。
結局ホテルに着いたのが午前3時前という
結局前回のJONGHAの時同様寝不足必至のスタートとなりました。

2時間ほど寝て集合し空港へ向かい手続きを済ませ機内へ。

飛行機や車の中で寝れない店主は寝不足のダルさとの戦いでした。

4時間弱で到着し、ホテルで休憩してからリハーサルへ
などと気楽に考えていましたが、入国手続きや荷物の受け取りで手間取り
空港を出たのは結局到着から2時間ほど経った頃・・・。
もし今後も海外遠征をするのなら、
この辺の段取りは良くしたいと思いました。
なかなか旅慣れるのは難しいとは思いますが・・・。

タクシーでホテルに着いた時には現地の世話役シューさんや
東京から来られるゲストの2人との集合時間ギリギリ!

バンドのツアーでは何かとスケジュールがタイトになりがちで
名物等を食べたり観光する時間はおろか
リハと開場時間の合間に急いで近場で食事をしないと
食事すら満足に食べれない日もあるぐらいです。
観光したついでにライブまでできて・・・なんて思われがちですが
観光したければライブ翌日に丸1日オフを設けないと無理です。

それでもアメリカツアーで食事抜き徹夜で飛行機移動に比べれば随分マシですが
アメリカへ行った時は23歳とかでずーっとずっと若かった(笑)
食事や風呂トイレ事情は、欧米より中国の方が良いですね!

とにかく時間がない中で急いでシャワーを浴びてライブの準備。
ホテル前で世話役のシューさんに対面した時には時間ギリギリでした。

15~20分荷物を持って歩いて
ちょっと見覚えのある景色だなと思う頃会場に到着。
しばらくすると我々2バンド分のリハーサルの時間になりました。

リハではやっぱり曲の展開を間違える等の不調で
本番はどうなるだろう?と不安を抱えたまま食事に出かけました。

世話役のシューさんに連れて行ってもらったのは北京名物の火鍋屋で
日本の鍋とはちょっと違うながらも当然皆で鍋を囲んで食べるのは同じ。
肉や魚などいろんな食材を入れて食べましたが
思った以上にどれもこれも美味しかったです。

肉は脂だらけの日本の肉が苦手な店主にはピッタリで
エビの団子も食べたことないぐらいにプリプリで美味しかったです。
アルコール度数が半分ぐらいのビールもライブ前にはありがたかったです。

そして東京からのゲストのお二方も場を楽しんでくれていたようで
嬉しいというよりは内心ホッとしたというのが本音です。
そして経験豊富で何事にも動じない様子を見て
このお二人とは他の国にも行ってみたいなと思いました。
旅のトラブルを散々経験してきた店主には最大限の賛辞です。

というのも、好き嫌いの多い人や偏見が強すぎる人
あるいは「郷に行っては郷に従え」ができない人とか
感謝やお礼という外国だからこそ特に強く伝えたい事ができない人は
バンドでなくても一緒に旅行をする際の足かせになる事が多く
特に偏見を持っている人が多そうな中国では凄く心配していました。

場合によっては、それが欧米の都市部なら文句言わないくせに
同じトラブルや現象を中国では悪く言うみたいな事とか。

理由は後でも書こうと思いますが
URAMONESは迎えてくれる人の世話にならないと成立しない
知名度も技術もセンスもない素人の下手くそなコピーバンドですから
かつて海外で散々経験したそういうトラブルの元になる人間は
メンバーや同行者としては邪魔なのです。

郷に従った結果キツい酒をめちゃくちゃ飲まされて
歩くのも難しいぐらいに酔っ払ったので
応えるのもホドホドに!というのがアドバイスかな?(笑)

そんな前回のJONGHA以上の丁重なもてなしを受け
中国の人には今までも凄く親切にされてきましたが
手厚い歓迎を受けながら自分が日本で同じことができるかな?とも思いました。
今回お世話になった方やご縁のあった方が日本に来る際には
なんとか少しでもお返ししたいなと思いながら居ましたが
あれだけの待遇はなかなか難しいと思うのが本音です。

そして火鍋屋さんの店の前で記念撮影をし
ライブ会場へ歩いて戻ったのでした。

北京でのライブ2019/04/24

この日対バンする北京のバンドやお客さんが集まり始めた会場で
ゲストのサポートとしてドラムを叩くという最初の出番に向け準備を始めました。

しばらくすると1番目の北京のバンドのライブが始まりました。
若手のパンクバンドでパンククラシックのカバーを含めた若々しい演奏。
一部のお客さんはステージ前で暴れていたりで
初めて北京に来るよりも前にイメージしてた北京パンクスそのもの。
それでもマナーよく観ているお客さんばかりで
店主が若い頃に行っていた日本のパンクやハードコアのライブより健全で
ステージ前に行ってもブーツで蹴られたり鋲ジャンが頭の上に降る事もなく
ケンカをしてる人も特に見当たらない穏やかな雰囲気でした。

ライブが進むにつれ最初の出番が近くなる訳ですから
ヘッドホンを着けてのイメトレや曲の展開の確認も始めました。

なんせ今までやった事のない曲の含まれたセットリストで
とにかく自分のミスでつまずく事だけは避けたいライブでしたが
出番直前にいつもより少し緊張気味のゲストのお二人の様子を見て
考えてみれば北京二度目で一番場馴れしてるのは自分なんだなと思いました。
それに気付いて急に気が楽になりました。

出番になってドラムのセッティングをしましたが
スタンド類やドラムセットの状態が悪く一苦労でした。
リハーサルでも確認済みでしたが、
本番直前にちょっとドラムのフレーズを変更しようと思いました。

最初に1曲だけ弾き語りでライブをしたいとの要望があったので
ステージ脇に降りてライブの様子を見ていたのですが
何故か2曲目3曲目と進んでいき困惑して立っていると
「もうやらんといかんね!」と嬉しそうな顔でこちらを見られたので
今回の企画は本当にやった甲斐があったなと思いました。

本番中もシンバルの角度が変わってしまい叩けなかったり
決してやり易いライブではなかったのですが
客席に出ている音はとても良かったと聞きました。

つまずくようなミスもなく予想外の事は色々ありましたが
自分の役割は最低限こなせたと納得できるライブでした。

ライブを終えて少しだけ飲むビールはさぞかし美味いだろうと思いましたが
やっぱりまだ緊張感があるのか格別な味とは言い難い味でした。

北京でのライブ22019/04/27

やはり海外遠征ネタだからか何なのか
ブログの訪問者数が多いみたいですね(笑)

さて、1回目の出番の後ちょっとだけ休憩して
次のバンドのライブを観ながら出番を待ちました。

会場でお客さんに声をかけてもらうキッカケを作る事を意識して
用事もないのに会場内外をウロウロとしていたので
今回は対バンや会場内の写真が全くと言っていいほどありません。
JONGHAで行った時にはもう少し気楽で写真も沢山撮ったのですが。

いよいよ出番となりセッティングをして
RAMONESのライブ前にかかるSEを流してステージ脇へ。
ステージ上のマイクに向かい「Welcome to~」と歓迎の言葉を言ってくれる人や
会場に用意されたGABBA GABBA HEY!の看板を手に歌う人
URAMONESで今までに経験した中でも特に盛り上がりを見せるライブ前。
ライブ中も期待通りにマイクを奪う人や暴れる人。

流石に今回ドラムセットまで突っ込んで来るお客さんは居なかったけど
結構盛り上がってくれてるなぁ、なんて思って演奏してました。
ギターのJohnny風味もそれに応じるような姿勢を見せてくれて
彼とはパンクバンドもやってきたし別のバンドでのキャリアもあるし
やっぱりステージ慣れというかパンクを解ってるなと思う瞬間でした。

誤算だったのはライブ中メンバーがお客さんを蹴ったらしく
細かい理由はあるのですが、この辺でもやっぱり旅慣れる必要性を感じました。
これではアルゼンチンどころか欧米やインドネシアすら行けないな、と。

旅行先での警察沙汰は現地の刑務所に入るのも含めデメリットが多く
今まで何度もトラブルや警察沙汰になることはあったのですが
言葉が不自由な中で現地人びいきの警察とのやり取りは辛いですよ!
とある国では演奏中に警察が入ってきましたが「日本語を話すな!」と
会場のスタッフに言われ、万が一に備えパスポート所持してるか確認しました。

そういう法的な理由でトラブルを避けたいというだけでなく
現地の主催の方や世話役の方が誘って集めてくれたお客さんと
しょうもないトラブルを起こして良いご縁を失うのも辛いです。
7年位で築いた台湾や中国とのご縁ですから大事にしたいと思っていますので
後日現地に確認したところ特に問題なかったようでラッキーでした。

この辺は海外ツアーをする時に気をつけた方が良いことなので
もしツアー前に細かく聞きたい地元バンドでもいたら聞きに来てね。

しかし身構えてない人に攻撃する卑怯な輩が今まで仲間内に居なかったので
そういう点でもちょっとビックリというか恥ずかしくもなりました。

さて、演奏中の話に戻すと
先に一回ライブをしているからか
毎日2時間ドラムの練習をしていたからか
身体が凄く軽くてとても気持ち良く演奏できました。
動画で見るとそんなに出来の良いライブではないのですが
やっぱり海外で沢山のお客さんの前で演奏するのは最高です。

そしていろんな人種と国籍のお客さんが
演奏に合わせてRAMONESの歌を歌ってるのも凄く嬉しいですね。
このバンドで1番やりたい事はそれなのかもしれません。
そしてアメリカで昔RAMONESを観たと話すアメリカ人と話していて
ちょっと今後の活動のヒントも得ることができました。

ライブ後も沢山声をかけていただいて楽しい時間を過ごせました。

なんせ中国は一緒に飲んで食べてで交流する事が多く
一緒に飲んでいるだけでどんどん交流が増えていきます。
こういう生々しい付き合いも店主的には楽しいですね。
気軽に声をかけてきてくれるのも嬉しいです。

しかし声をかけられる度に乾杯しようと言われ
出てくるのはテキーラ等の入ったショットグラス。
それが何度も、何度も、何度も・・・。
チェイサー代わりに飲むのがビール。

あっという間に時間が過ぎていき
記憶は途切れ途切れで
何故か交換した連絡先やメッセージの着信は多く
翌朝びしょ濡れのジーンズとスニーカーに気付いて
その各キーワードを繋いで色々考えてみても
全く昨日の状況が思い出せないままでした。