時代は変わる2020/12/02

今年も残り1ヶ月・・・とありきたりな導入ですが
コロナ騒動で色々あった今年が終わろうとしてます。

昨日はたまたまドイツ・東京・地元のバンドマンと意見交換する機会があり
各地の現状や今後の展望など色々と貴重な話が聞けて良かったです。

もう以前のようにはライブできないのでは?と不安もあるようですが
個人的には「止めよう、止めよう」って言い続けてきたタバコを
大病をきっかけにパッと止めるようなものだと思っていて
今までなんとなく惰性でやれた事を考え直すきっかけだと思ってます。

バンドとショーとしての質を上げる事と付加価値をつける事。
新規のお客さんを呼ぶためにSNSや動画配信などで努力する事。
人に会う機会が減った今、それしかないのは間違いないと思います。

コロナ騒動の前から必要だと言われていた努力ですね。
疫病とは関係なく時代は変わりますから。

今年は新しい事へのチャレンジや新習慣への移行の年で
その中に映画鑑賞の習慣も入るわけですが
ドイツ人にドイツ映画を教えてもらってレンタルしたり
大阪のバンドマンに映画を教えてもらってダウンロードしたり
便利な時代のおかげで退屈や我慢することなく楽しい1年でした。

しかしながら・・・

なんとなく嫌な予感のしていた事が現実になりました。
当店取り扱いのイギリスブランドが破産申請です。
ジャケットやコートなど重衣料の新作発表が無く
もう冬になるのにおかしいな?と思っていたらこれです。

今までも国内外問わず品質と価格のバランスが良いブランドは
リーマンショックや諸費税増税等のタイミングで消えていきました。
コスパの良い商品だから、利益が大きく乗ってないのでしょう。

どこかに買収されて継続されれば良いのですが
買収後に極端に品質が低下したブランドも見てきたので
今までの魅力は無くなってしまうかもしれません。
50年続いたブランドが消えてしまうのは悲しいですね。

ま~た急いで新しい仕入先を探さなければいけません。
オープン当初みたいに東京まで行かなくてもいいので助かりますが。

NYCってどんな街2020/12/05

SNSで繋がりのあるドイツ人に教えてもらった映画を観ました。
今回もニューヨークのヒューマンドラマ的な映画でした。
「今回も」というのは、最近薦められたり興味を惹かれる映画は
ニューヨークを舞台にした映画が多いのです。

ニューヨークに行ったのは20年前で滞在時間が僅か22時間ぐらい。
マイアミ発の飛行機で朝に着いて夜にライブして早朝にシカゴへ移動。
あっという間な上にほとんど寝れなかったので大変なツアーでした。

空港を出て移動費をケチってバスに乗ったのですが
旅に不慣れなリーダーに任せていたら路線を間違い途中下車。
降りた所が丁度ハーレムの辺りだったのですが
古いレンガ造りのビルはボロボロだし
ヒップホップのPVみたいに黒人がウロウロしてるし
焦り始めたリーダーに
「あそこのドーナツ屋で食べてタクシー呼んでもらいましょう」
と提案して、旅の常套手段ですよって言ったら
「アイデアがある時はすぐ言って!」
と言われました。

そして2台のタクシーに別れて乗ってマンハッタンのセントラルパークへ。

当時の事だから公衆電話でも使ったのかな?
イベントの主催者と待ち合わせをして主催者の家へ行きました。
お父さんが医者で本人も医科大に行っているとの事で
入り口に門番が居るセントラルパークの近くの高層マンションは
きっと家賃もおったまげな金額なんだろうなって、今なら思いますね。

「今日はミートソースパスタと火薬を詰めたダンボールの羊を爆破して
ノイズを流しながら日本語でラップします!」
と言っていました。医者の息子が。

話は逸れますが、日本語ってうるさく聞こえるそうですね。
スロベニアのハードコア好きにも言われた事があります。

階級の違いなのか地域の違いなのか
マイアミの人とは全然違う大人しそうな人の運転で
街を通り抜けてなんだか大きな橋を渡りブルックリンに行きました。
有名なブルックリン橋だったのか何なのか、今なら凄く興味があります。

今はすっかりハイセンスな街ってイメージらしいのですが
当時のブルックリンはライブ会場の前に燃えて錆色になった車があったり
地下鉄の連結部分でヘッドホンを着けて踊ってる黒人が居たり
若かった店主にはとても刺激の多い体験になりました。

爆発したダンボールの羊には赤いペンキまで仕込まれていて
旅行中で着替えの少ない状況でジャケットとパンツにペンキが飛び散り
最低のテンションでライドしかシンバルのないドラムに座りました。
その時のライブはローカルラジオで中継されたそうですよ。

ライブ後は夜中に地下鉄でマンハッタンに戻り
高層マンションから日の出を見てから空港に移動しました。
機内の窓から意地で探した自由の女神・・・。
当時の知識では自由の女神とヒップホップ位しか知らず
そんな僅かな思い出しかありません。

ネットで勉強しやすい時代になった事が一番ではありますが
年を取るほどにどんどん知識や興味を持つ物が増えていくので
旅行は若いうちにするのがベストだとは思いません。
インドやバングラディシュは若かったから行けたかな?と思いますが
欧米への憧れは今の方が圧倒的に強いですね。
憧れと言うより学びの対象と言った方が良いかもしれませんが。

Stranger Than Paradise2020/12/07

コロナ騒動で営業自粛となった今年の春ぐらいから
妙に惹かれる50’sっぽいゴージャスな文化。

スタジオに来られたご新規のお客様と
タイムリーにロカビリーの話ができて楽しかったです。

課題曲でも決めていただいて数曲セッションするのも楽しそうです。
シャッフルのリズムはあまり叩かないのでいい勉強になりそうです。

今日は思いがけず80年代の名作「Stranger Than Paradise」を観ました。

またニューヨークの映画ですが
ニューヨーカーがハットをかぶっていると
以前取り扱いしていた帽子メーカー
ニューヨークハットを思い出します。

需要の多かった頃に操業していたメーカーは
やっぱり品質が一定で良い物が多いような気がします。
大量生産が盛んだった頃の製品は人気がない事もありますが
評判が悪かったAMF傘下時代のハーレーのショベルヘッドも
長年に渡り多くの人に乗られることで得たノウハウがあったはず。

ニューヨークハットも高級帽子メーカーのイメージは無いのですが
フィアットやワーゲンのような大衆メーカーの魅力があるように思います。

映画は今更語ることなど無いという程有名な映画ですが
ボーッと見ていても楽しめるカッコ良い映画なので
観たことのない方は年末年始にでも是非どうぞ。

セルピコ2020/12/11

映画を観るか音楽を聴くかバイクに乗るかギターを弾くか
ストーブを焚いて火を眺めるか魚を釣るかカフェに行くか・・・
暮らしがワンパターン化しておりますので
今日も午前中に映画を観ていました。

先日観た「Night on Earth」は短編のオムニバスで
世界の都市がいろいろ出てくるのと
若い頃を思い出す車が出てくるのと
人気のジャームッシュ監督の作品なのと
内容も難解ではないのでオススメですよ。

そして「セルピコ」という映画は
アメカジが好きな方のファッションの参考になる映画。
最近主流の浅めにかぶるニット帽をはじめ
着こなしやアイテムが素直にかっこいいです。
ネットで画像検索するだけでも伝わると思いますが
とても今っぽい着こなしなので
逆に当時の人にはどう見えていたのか気になります。

ストーリーは爽やかではないですね(笑)
組織がテーマの映画は基本的に好きではないです。
バイクが出てくる映画が観たくても
ヘルズエンジェルズの映画は観ないって感じですかね。
組織の話は必ず上下関係としがらみか裏切りの話になりますからね(笑)

次はどんな映画を観ようかと考えるのも楽しみです。
ネットやアプリが教えてくれるのでネタには困らない良い時代です。

冬支度2020/12/14

今夜から雪の予報が出ています。
いよいよ冬だなという感じです。

我が家は薪ストーブで暖をとるので
当然ながら薪の用意をしなければいけません。
以前は自宅で薪割りもしていたのですが
ここ数年はやっていないので薪は買うことになります。

以前配達していただいていた業者さんが廃業したので
ここ数年は薪の購入先をあちこち探していたのですが
何社か周って思ったのが、皆さん爽やか!(笑)

以前林業の方と話していて
「林業は脳を若く保つのに良いかも」って思ったのですが
なんか皆さん生き生きとしていて穏やかで素敵な人ばかりです。
養鯉場や牧場の方も爽やかだなって思ったので
生き物に接する仕事は日々変化があるからなのかな?とも思います。
「この時期の福井は仕方ないですよ(笑)」って言いながら
雪の降る空を見上げてた漁師の方も印象深いですが。

でも思い返してみれば、出会う人はほとんど爽やかで穏やかだな(笑)

1日1箇所何かを改善するという目標を日々掲げていますが
春から夏にかけて冬に備えたDIYリフォームをしたので
今年は部屋がとても暖かく家族にも好評です。
改善というよりは蔵の良さが100%発揮されてるって感じでしょうか。
名器といわれる楽器をチューニングして自分のベストにするような気分です。

実感の沸かない時にコツコツ努力して達成感に欠ける日々も
いざ本番を迎えた時にちゃんと結果がついてくる。
努力は裏切らないって言うけど本当ですね。

準備は万端。
今年の冬が楽しみです。