旅のおもひで経年補正2011/08/14

お盆ということで、珍しく定時で帰れた昨日は
家に帰って迎え火を焚きました。
ビールを飲み干し、ウィスキーの水割り片手に火を眺める。
年がら年中同じ光を放つパチンコ屋と
深夜まで営業している大型スーパーの明かりが壁にあたり
平坦な影を作りながら灯篭の火を薄くします。
1番暗い所にある火は風に揺られ
暗闇の中で灯篭の模様が踊っています。

ちょっと離れた所で花火をする家族の声。
お盆の火遊びは風情がありますね。

こんにちは。ヤモリハンターモジュール店主です。
どこから来たのかヤモリの子供が部屋に居たので
捕獲作戦を決行しました。
ヤモリの捕獲にはコツがあって、
壁に掴まっているヤモリの下に袋を広げて
捕まえようと手を差し出すと、大概驚いて下に落下します。
ポトリと袋に落ちたヤモリは、日陰のある場所で逃がします。

ヤモリはいつも似たような時間に同じ場所に来たり
オス・メスつがいで居る事も多いので愛嬌があるように思います。

さて、お盆という事で
今朝は早朝から祖父が先祖供養をしてました。
普段は見かけないようなお供え物なんかがあって
いつもとは違う作業があるのか何なのか判りませんが、
ヘマをやらかしたらしく水滴の痕が残る廊下を
祖父がせっせと雑巾がけしてました。

せっかくなので我が家のお盆の風習も習っておきたいと思います。

時期的に帰省中の懐かしいお客様がご来店になります。
東京・大阪・愛知・・・店主は住んだ事も無い街にお住まいで
地元では聞けない話が沢山聞けるのかな?と思いきや
海外の渡航先の相談や音楽の話等が多いです。
行くチャンスがあるなら是非海外へ、と煽るような事ばかり言ってますが
店主が話す内容は場合によっては10年前の話・・・。

共感する事が多くマメに見ているブログがあるのですが
そこに書かれている10年前のアジアの様子を見ていると
旅の思い出がどんどん蘇ってきます。

タイ・カンボジア国境の町アランヤプラテートから
トラックの荷台に乗ってアンコールワットへ向かう途中
休憩所でバケツに冷やした飲み物を入れて
トラックの乗客に売りに来た少女が居ました。
何時間荷台に乗り続けるかも判らず、
トイレに行けるかも判らないので断ったのですが
一緒に荷台に乗っていた現地人で英語を話せる人が
「安いから買ってやれよ。」と穏やかに話してきました。

タイバーツが使えたのでビールを1本だけ買って飲んで
言われたとおり空き缶を返しました。

当時は自分なりのちっぽけな信念みたいなものがあって
面倒な物売りから物を買う事は無かったのですが
今は思い出す度もう少し柔軟に旅すれば良かったなと思います。

再びタイへ戻る時に出会ったフランスパン売りの子供達は
遊び半分で物凄いボッタクリ価格を提示してくるので
すぐ先にあるお店に向かって「いくら?」と尋ねれば適正価格。
慌ててお店と同じ値段を連呼する子供からパンとペプシを買いました。

あぁ、そんな事を思い出すと・・・
タイ・ミャンマー国境の町メーサイで
あまりにも切羽詰った感じで乾電池を売ってくる老婆も思い出します。
必要な物ではあったので言われた値段で買ったのですが
その電池は1日持ちませんでした。

まぁ、そんな気まぐれ善意の思い出話は尽きませんが
最近若いお客様に感化されて旅行に行きたくて仕方ないです。

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