カウンター2009/06/06

リッチな友人S氏曰く「田舎のバーは子供が来ちゃう。」らしいです(笑)
昨日たまたま見た辰吉丈一郎氏の番組に感動してしまいました。継続する大変さやモチベーションをキープする難しさを知ってからベテランアスリートの姿に感動するようになりました。阪神の金本選手なんかも好きなんですが、個人的にはこういうベテランアスリートの大袈裟な報道はあまり好きではないのです。見えない部分の想像をしながら一挙一動や発言の説得力を味わい「俺も頑張らなきゃ・・・。」と思う位が好きです。何かを継続して続けている方には解ってもらえると思いますが、ほんの些細な事でも長く続ける事はなかなか大変で、そういう努力をしている方はこの田舎町のその辺にも沢山居たりする訳です。

生きる大変さを口にするなら、自分より長く生きてる人を敬わないと。人権とか何とか口にするなら、まずは他人を尊敬しないと。皆が権利を主張し合うのではなくお互いが相手を認める状態の方が店主的には好みです。五月蝿い輩の主張は気侭で●○★□★○△□凹凸(笑)

こんにちは。辰吉氏のカウンター→バーカウンターを満喫のモジュール店主です。タクシーで福井市の片町へ行き、ちょっと小旅行気分でお気に入りのバーへ行きました。そんなに度々行けるわけでもないので9ヶ月振りになってしまいましたが、カウンターに座りわずか数分で「やっぱり良いなぁ・・・。」と思いました。聴こえてくる音楽や会話が全て素晴らしく、思わず聞き耳を立ててしまう、そんな空間です。タクシードライバーに尋ねれば「週末でも平日みたい。」と言われる閑散とした片町においてカウンターは満席。こういうバーがやっていけるうちは、福井もまだ大丈夫でしょう。多分。

東京の三軒茶屋駅の辺り(酔いのせいで曖昧な記憶)の小さな居酒屋もそうだったんですが、片町のバーも普段会わないような人達がお客さんとして来る所で、そのお客さんと還暦を過ぎたマスターの知的な会話は、なかなか味わい深いです。

初めて「バー」に行った時の感想は、なんだか普段目にしない大人ばかりで地元じゃないみたいだなって感じでした。西洋人と英語で会話するちょっとお洒落なシャツ姿の中年男性がカウンターに居たり、海外の話やバイクの話や旧車の話が当たり前に飛び交うそんな空間でした。初めてそのお店に入った時は、遊び人だった友人が「多分好きなんじゃない?」と連れて行ってくれたのですが、非日常的過ぎて緊張したのを思い出します。

顔に出ないように頑張ってみましたが。ライダース着てたし。

昨日行ったバーを知ったのは、その初めて行ったバーのマスターが「良い店があるよ。」と連れて行ってくれたからです。こんな店に連れて行ってくれるなんて何かを認めてもらえたみたいで嬉しいなと思ったのを覚えています。そのマスターにはイギリスのパブの話も随分聞かせてもらいましたね。

昨日も帰り際に「またフラっと来てください。」と言っていただけたのがなんだか嬉しかったです。

非日常を感じるお店に入った瞬間も好きなんですが、出る時の現実に帰る感じも好きです。夢を思い出すように、会話や人の顔を思い出しながら余韻に浸る、そんなオマケも付いてきます。マックのスマイルよりお買い得だと思いますけどね。