ミリメカオタのシンデレラ中年2010/02/03

台南空のエースの1人であり、坂井三郎氏の戦友でもある西沢広義氏!
最近ディスカバリーチャンネルで「歴史に残る空中戦」という番組を放送してます。登場する戦闘機2機を見れば大概時代とエピソードが読めるのですが、今日の零戦vs F4Fもやはり坂井三郎氏の1942年の有名な空戦(エンジンだけ狙って撃墜した話)でした。なので空戦の内容はどうでもよかったのですが、全力ではないにしても当時の戦闘機同士が模擬空戦をしている映像はたまらなかったです。

LAのチノで今も大切に保管されている零戦。解説する方の言葉にも愛情を感じました。「そういう意見は当時の日本の技術を認めたくない人が言い出したのでしょう。」なんて説明には興奮しました。

こんにちは。放送が始まる前からテレビの前に居るのは久々のモジュール店主です。今後番組にはP-38、F4Uと零戦による空戦、機動飛行は見たことが無いフォッケが登場するので目が離せません。

旧日本軍機の話でも、テクノロジーの話なら陸軍機の方が好きだったりします。海軍なら愛知航空機・川西航空機・空技廠(くうぎしょう)の機体が好きですね。ほとんど全メーカーですが(笑)伊四〇〇型潜水艦に搭載された「晴嵐」逆ガル翼の「流星改」は愛知航空機、「紫電改」は川西航空機、宇垣特攻の「彗星」ウルシー環礁奇襲攻撃の「銀河」が空技廠で作られました。

どの機体もエピソード含めグッと来ますね。店主的にはドイツの影響を受けた技術や設計が好きだったりします。

愛知航空機は戦後愛知機械工業株式会社となり自動車のミッション等を作っていて、日産のサニートラックの生産もしていました。最近だとランエボとかGT-Rのミッションも作ってますね。GTーRのクラッチかなんかはアメリカのボルグワーナー社製だったと思いますが。

川西航空機は戦後新明和工業株式会社となり航空機関連だけでなく水処理機器の分野へ。空技廠は海軍の組織でしたから、戦後新幹線をはじめとする国鉄や自動車・電子機器の分野で技術を発揮しました。空技廠の開発したジェット戦闘機「橘花」のエンジンは空技廠と石川島播磨重工製(日産も絡むんだけど)です。

「零戦」を作った三菱と中島飛行機→「プリンス自動車」「富士重工」の流れはご存知の通りですね。

こうして羅列すると、旧日本海軍航空機メーカー勢ぞろいですが今も先端技術を持った企業として残っているんですね。その周辺を探れば旧財閥や家電メーカーの名前もゴロゴロしているので、これはもうたまりません。そして今も昔も最先端のドイツ・・・。

しかし、やはり1番グッとくるのはパイロットが整備兵と交わした会話や個人のエピソードなんですが。所詮機械や道具はそれでしかありません。今日も12時には帰宅のシンデレラです。

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